解説。『再火葬』をオススメできない理由-その①
2021.01.20
皆様こんにちは✨
ご供養コンシェルジュの黒瀬です。
(お知らせ)今日の紹介画像のうち、実際のご遺骨の画像が含まれます。(下部分あたり)
コロナ渦で外出自粛となっている今、
『お墓参りに行きたいけど行けない』というご相談を多くいただくようになりました。
更には、『お墓から納骨堂』に移骨の際には、遺骨の滅菌等の意味を含めて再火葬もしくは『洗骨』を受け入れの条件としているお寺様も増えてきました。
遺骨の再火葬・遺骨は消失する?
(正解は)お墓に納骨されていて遺骨が風化しつつあるご遺骨は消失します。
(さらにもう一つの正解は・・・)火葬後、自宅に置いてある遺骨のほどんどは再火葬しても消失しません。
以前、再火葬のメリット・デメリットについてご紹介させていただきました記事の中で(以前の記事はコチラ)
『一度高温で火葬した遺骨は消失する』と記載しましたが、それについて追記。
遺骨の成分は・・・主にリン酸カルシウム
Ca3(PO4)2
火葬後の遺骨は、白く、ほとんどカルシウムから生成されているため、カルシウムを高温で加熱しても消失することはありません。
Ca3(PO4)2をいくら焼いても消失しません。
貝殻は焼いても無くならないことと同じ原理です( ´艸`)
私達が再火葬をオススメしないご遺骨は 『お墓』に納骨されていたご遺骨です。
理由は、遺骨が納骨されていた環境にあります。
火葬の後の遺骨の成分はリン酸カルシウムであり、
このリン酸カルシウムは
無機質成分のため、自宅安置など、遺骨の状態変化が起こらないうちは、再度加熱しても大きな状態変化は起こりません。
お墓に納骨されていた遺骨を取り巻く環境
骨壺の中には温度変化により『結露』が発生します。
さらには、骨壺内部には、このように、土が付着しているだけでなく、どこからともなく入ってきた虫さんの卵・・・等
『自宅安置』のご遺骨とは大きく環境が変わってきます。
その中で、ご遺骨は、経年による風化が進みます。
さらに、
遺骨に付着したバクテリアなどが原因となり、酸化が進みます。
(遺骨の成分はもともとアルカリ性です)
風化が進んだ遺骨はもろくなり、また更に、酸化の進んだ遺骨は、高い確率で再火葬の高温熱に耐えられなくなってしまうのです・・・・😢
・・・続きはまた次回。。
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