『終活』は縁起でもない(・・?お伝えしたい大切なこと
2020.03.03
南九州からこんにちは✨
ご供養コンシェルジュ黒瀬です✨
先日、ある地域の女性部会の方より、『終活』のセミナーご依頼を頂き、
事前の打ち合わせをさせて頂きました際、
『実は、義父が突然亡くなって、本当に困った経験があったから、今回、(終活のセミナーを)お願いしました。』
と、大変だったご経験をお話くださいました。
身近な方の突然の訃報。心を込めてお別れができなかった後悔
Aさんのお話
ご主人とご結婚されて、45年。
本当の娘のようにかわいがってくださったお義父様が、先日90歳でお亡くなりになられたそうです。
亡くなるまでの数年は、施設に入居していたお父さまが亡くなられた時・・・
かわいがってくださったお義父さまへ、感謝の気持ちをしっかりと伝え、お別れをすることができなかったことが、一番後悔していること・・・とのことでした。
急いで手配!葬儀、火葬等、次々にでてくる「決めなければいけないこと」
お義父様がお亡くなりになられてから、
お通夜・葬儀についてをすぐに決めていかなければならなかったご主人とAさん。
中でも困ったことは、
〇どのような会葬礼状にするか
〇葬儀・通夜の受付をだれに頼むか
〇葬儀のカタチ(家族葬にするか?セレモニー形式の葬儀にするか)の決定
〇お義父様の遺影写真はどれにするか
即断、即決が必要で、本当に悩んだそうです。
「お義父さんのいちばんいい表情の写真を遺影写真にしたい」
「お義父さんはどんな葬儀をしてほしかったのかな?」
「お義父さんは、どなたに会いに(葬儀に参列)来てほしいかな」など、さまざまな想いが心に思い浮かんだそうですが、
全てのことは親族間での話し合いのもと決められていったそうで、「お義父様の希望」のカタチを残すことができなかったこと、「お義父様と生前にしっかりと話しておけばよかった」という心のモヤモヤが今も心に残っているそうです。
自分が永遠の旅に旅立った時、大切な家族に心のモヤモヤを残さないことも、大切な財産
遺品整理の場で。あふれてきた涙「思い出のつまった家」
お義父様が亡くなられてから、時間が経ち、もうすでに誰も済んでいないご実家の片づけをすることに・・・。
「きっと、ゴミだらけ」という気持ちで家に向かったとき、
定期的に訪問し、「見慣れたはずの実家」。玄関を開けてもだれもいない家に置かれている家具、飾られていた人形、動きを止めない時計、すべてが愛おしく、「大切なものたち」だから「処分したくない」という気持ちになったそうです。
飾り棚に置かれた人形も、
だれも使わなくなった湯飲みも、、、「これは、きっと大切にしていたものだから、、、」と、処分することに躊躇したAさん。
ただ、その時間を過ごしながら、
「私達(遺族)にとって大切なものと思えてしまうこのモノたちは、もしかしたら、お義父さんにとってはいらないもの❔」という想いも生まれてきたそう。
それから、
Aさんは自宅に帰り、まずAさん自身の不要なものを、自然と処分し始めたそうです。
私達にとって不要なものは、もし、私達が旅立った後、残された方にとっては「処分しにくい」モノになっているかもしれません。
Aさんは、お義父様が亡くなられたことを通して、
〇「本当にこれでよかったのか」という想い
そして
〇「お義父様の別れの時、「ありがとう」をちゃんと伝えられなかった」という後悔
更に、
〇「自分が亡くなったとき、何が不安か。どのようなことをきめていたらいいのか」ということに目を向け始めたそうです。
2018年9月15日にお亡くなりになった女優の樹木希林さん(享年75)
樹木希林さんに関する記事はコチラ
樹木希林さんはご自分の人生や、過ごすお時間を大切に、大切に見つめていらっしゃっり、
「今」をどう生きるか、
どのように「今」と向き合うか、という想いのお時間をお過ごしになられていたように感じました。
「終活」は、「亡くなるための準備」と思われがち。
昔は、自らの死に備えてお葬式やお墓、遺言や相続など、“人生の最期にむけた準備” を意味していましたが、最近では「人生のエンディングを通じて、自分らしく、今をよりよく生きるための活動」と、その言葉の意味も変わってきています。
終活と聞くと、死後について考えるネガティブなものを思い浮かべますが、“未来を生きるためのポジティブな活動”なのだと思います。
今後のセミナー予定
2020年3月11日(水)10:00~11:30
N役所様より「今の暮らしを見つめる」セミナー
2020年3月29日(日)11:00~11:30
志布志町・K葬祭様にて、「お墓と海洋散骨」
2020年4月22日(水)10:30~11:30
大竜町・Y葬儀社様にて「新しい供養のカタチ」
以下日付未定
M役所様主催 「もしも・・・が起きたとき、困ることってどんなこと❔」
終わりに・・・
遺骨のプロ・ご供養の案内をさせて頂く私どもが、
皆様へ、「聞けて良かった」「知ってよかった」をお届けできたら幸いです😊
また、鹿児島県内には、終活を専門とする行政書士の先生、ファイナンシャルプランナーの先生、エンディングノートの書き方を丁寧に教えてくださる先生がいらっしゃいます。
弊社へお問合せ頂けましたら、皆様のご不安をきっと解消してくださる先生をご紹介させていただきます✨まずはお気軽にお問合せください😊
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